最も有名な仏が阿弥陀仏

Posted on 1月 20th, 2010 by longbeach in 阿弥陀仏とは | コメントは受け付けていません。

前回は、阿弥陀仏の作られた「南無阿弥陀仏」とは何か、と話を進めましたが、少し急ぎすぎたようです。
三世の諸仏に捨てられた極悪人を「われひとり助けん」と立ち上がられた阿弥陀仏とは、どんな仏さまか、ということについて、もっといろいろな角度から、お話しすることにしましょう。
仏さまの中でも、最も知られている仏をあげるとすれば、まず阿弥陀仏でしょう。それほど阿弥陀仏のお名前は親しみ深いものになっています。先日、親鸞会の知人から教えてもらいましたが、かのオバマ大統領が来日した際も、「子供のころ、母親が鎌倉へ連れていってくれた。その時、何世紀もの間、平和と静寂の象徴であり続ける阿弥陀仏の仏像を見上げた」という内容のスピーチがあったそうですね。「……子供だった私は抹茶アイスクリームの方が関心あったが」と続くそうですが、これは余談。(ついでに脱線すると、映画「スター・ウオーズ」に登場するアミダラ姫の名前は阿弥陀仏に由来しているとも)
実際、お釈迦さまが一切経に、阿弥陀仏のことばかり説かれていることは、天台宗の僧も「諸経所讃多在弥陀」(諸経に讃ずるところ多く弥陀に在り)と驚いています。阿弥陀仏に関する所説は浄土系の経典に限らず、浄土諸宗ばかりでなく大乗の諸宗において、阿弥陀仏を説かない宗旨はほとんどない、といってもよいでしょう。
しかし、阿弥陀仏に対する説明は、仏教各宗において解釈を異にしており、これを大別すれば、聖道諸宗における理性を主とする解釈で、阿弥陀仏を自性唯心的なものとするものと、浄土諸宗の事相を主として、浄土の方角を指定して、その形状等を示して、今現に説法中の人格的仏と味わう二つになります。この点について次回、もう少し詳しくふれてみましょう。

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