阿弥陀仏には別名がたくさん

Posted on 9月 15th, 2009 by longbeach in 阿弥陀仏とは | コメントは受け付けていません。

有名な親鸞聖人の『正信偈』は、

「帰命無量寿如来 南無不可思議光」(無量寿如来に帰命し、不可思議光に南無したてまつる)

で始まります。この「無量寿如来」も「不可思議光」も「阿弥陀仏」の別名であるということを、ご存じでしたか。

仏教は約二千六百年前、インドでお釈迦さまが説かれました。その釈迦が、「私の尊い先生を紹介しに来たのだよ」と私たちに教えてくださったのが、阿弥陀仏という仏です。

『御文章』では、

ここに弥陀如来と申すは、三世十方の諸仏の本師・本仏なれば」(二帖目八通)

と分かりやすく教えられています。

本師本仏とは師匠、先生ということ。「阿弥陀仏は大宇宙のあらゆる仏の師匠であり、いちばん偉い仏である」ということです。『正信偈』の初めに、「無量寿如来」とか「不可思議光」といわれているのは、その阿弥陀仏の別名なのです。

阿弥陀仏は本師本仏ですから、たくさんのお徳(お力)をもっておられます。それで、たくさんの別名があります。なぜお徳がたくさんあると、名前がたくさんになるのかといえば、お徳(特徴)に応じて、いろいろの名で呼ばれるからです。人間でも、あの人は将棋の名人、碁も一番、剣道も世界一、柔道も世界一となんでもできる人がいたら、その人にはいろいろの呼び名がつくでしょう。阿弥陀仏のお力は無限、なんでもできる仏さまですから、たくさんの名前をもっておられるのもうなずけます。二十幾つあると言われます。

中でもよく使われるのが無量寿如来。次が不可思議光如来。『正信偈』の最初にも、その二つの名前が用いられています。ですから、ともに、阿弥陀仏のことなのです。

「それなら最初から、帰命阿弥陀如来、南無阿弥陀如来」と書いてくださったら分かりやすいのに、と思われるかもしれませんが、阿弥陀仏にはいろいろなお徳があることを示され、また文章には、やはり変化があったほうが読みやすいということもあるのではないでしょうか。

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